Pentaho(ペンタホ) Lab

 "Pentaho Lab"では、主にオープンソースのERP iDempiereアイデンピエレ)とオープンソースのBI Pentahoとの連携について、調査及び研究しています。

オープンソースのBI Pentaho(ペンタホ)とは

pentaho(ペンタホ)
ペンタホ

 Pentaho(ペンタホ)とはオープンソースBIBusiness Intelligence)ツールです。

 

 Pentaho(ペンタホ)には、無料で使用する事のできるコミュニティーエディション(CE)と、有料版のエンタープライズエディション(EE)があります。

 ETLと定型レポートだけの使用であればのCE版でも、かなりの事ができるので、上手に活用できれば無料のBIツールとして企業経営の心強い味方になってくれるとお思います。

 もちろんEE版の方がWebブラウザ上でのOLAP分析など機能は豊富です。またEE版であればサポートも受けられます。オープンソースのソフトウェアを開発する企業は、無料版だけでは経営が成り立ちませんので大きな企業やお金に余裕のある企業は、EE版を活用して頂ければと思います。

 

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Pentaho(ペンタホ)概要

Pentaho(ペンタホ)のレポートの種類

 BI(Business Intelligence)ツールの最終的な目的は、経営に役立つレポートを表示する事だと思います。Pentaho(ペンタホ)にはレポートの作成方法や使用目的に応じていくつかの種類のレポートが用意されています。pnetahoでは歴史的な経緯やマーケティング的な理由によりレポート名称が変更されたりしているので、同じ種類を意味するレポートの呼び方が資料により異なっていたりするので注意が必要です。

レポートの種類 説明

定型レポート

(Report)

 予めクライアントツールのレポートデザイナー(Report Desiner)を使用して、レポート定義を作成する必要があります(拡張子が.prptというファイルを作成します)。その定義をTomcat上で動いているPentaho User Console(ペンタホ ユーザーコンソール)というWebアプリケーションに配置(パプリッシュ)する事により、エンドユーザーは使用する事ができます。

 名前からもわかる通り、表示書式が決まっているのが特徴です。

インタラクティブレポート

(Interactive Report)

(※アドホックレポート)

 ユーザーがPentaho User Console(ペンタホ ユーザーコンソール)上で、アドホックに作成できるレポートです。予めクライアントツールである、メタデータエディタでメタデータの定義を作成する必要があります。アドホックレポートはVersion4.0までの呼び方で、Version5.0までには、Interactive Reportとして統合されるようです。

※参考:オープンソースBIのPentaho(ペンタホ)ブログ:インタラクティブレポート(2012年1月26日)

 

分析レポート

(Analyzer Report)

(※OLAP)

  ユーザーがPentaho User Console(ペンタホ ユーザーコンソール)上で、いわゆるOLAP分析ができるレポートです。予めクライアントツールであるスキーマワークベンチでOLAPスキーマ定義を作成しておく必要があります。
ダッシュボード   ユーザーがPentaho User Console(ペンタホ ユーザーコンソール)上で作成できるダッシュボードレポートです。

Pentaho(ペンタホ)のクライアントソフト

 Pentaho(ペンタホ)には、様々なレポートを表示させるための事前準備のために、これまた様々なクライアントツールがあります。

クライアントツール 説明

Pentaho Data Integration

(Kettle:ケトル)

(PDI)

  ETL(extract transform load)ツールです。 昔からの名残でkettle(ケトル)と呼ぶこともあります。 クライアントGUIツールのことがspoon(スプーン)と名付けられているため、 単にspoonと呼ぶこともあります。

Pentaho Report Designer

(レポートデザイナー)

(PRD)

 定型レポート作成ツールです。 作成されるファイルは.prptファイルで、 これはzip形式で圧縮された各種のXMLファイルの集まりです。

Pentaho Metadata Editor

(メタデータエディタ)

(PME)

 メタデータを作成するツールです。 (インタラクティブレポートなどのために設定する定義体) 「ビジネスモデルを作成する」と言ったりもします。 作成されるファイルはXML形式の.xmiファイルです。

Pentaho Schema Workbench

(スキーマワークベンチ)

(PSW)

 アナライザーレポート用のOLPA定義を行うクライアントツールです。

Pentaho Design Studio

(デザインスタジオ)

(PDS)

 Eclipseベースの開発環境でpentahoにて実行するxactionの定義を行うツールです。

Pentaho Aggregation Designer

(アグレゲーション デザイナー)

(PAD)

 集計テーブルを作成し、クエリーパフォーマンスを向上するのに用いられるクライアントツールです。

Pentaho(ペンタホ)サーバー

Webアプリケーション

(サーバー)

説明

Pentaho User Console

(ユーザーコンソール)

(PUC)

 Webブラウザを通してユーザーが操作する画面のこと。

Pentaho Enterprise Console

(エンタープライズコンソール)

(PEC)

 Webブラザを通してシステム管理者が各種設定を行う画面の事

Pentaho Lab(ペンタホ ラボ) - 目次

Pentah(ペンタホ)トレーニングの復習

 2013年6月25日から27日の3日間、ペンタホのトレーニングを受講したので、iDempiere(アイデンピエレ)との連携を考えながら復習してみました。

 

トレーニング3日目:OLAP分析など

 

トレーニング2日目:レポートデザイナー

 

トレーニング1日目:ETL(Kettle)

 

Pentaho Labの研究日誌

 Pentahoに関する日々の調査及び研究成果をブログとしてまとめています。

iDempiereトレーニング