JPiere5.1リリースノート

iDempiereがバージョン5.1になった事にともない、JPiereのバージョンも5.1となりました。前回のJPiere4.1-20171031からとの大きな違いとしては、iDempiere5.1では、UI(ユーザーインターフェース)がレスポンシブデザインに対応していますので、JPiereのデザイン(テーマ)もレスポンシブデザインに対応しました。

JPiere5.1で追加された機能

主なiDempiere5.1対応

 大前提として、JPiereはiDempiereのプラグイン群のため、iDempiereがバージョンアップして追加したり改善したりした機能は、すべて使う事ができます。

レスポンシブルデザイン対応

 iDempiereがレスポンシプデザインに対応したため、JPiereのテーマ(【JPIERE-0023】JPiereテーマ)もレスポンシブデザインに対応させました。

IDEMPIERE-3518:Improvement For Mobile Compatibility

【iDempiere Lab】レスポンシブルデザイン対応

 

アイコンフォント対応

 iDempiereがアイコンフォントに対応したため、JPiereのテーマ(【JPIERE-0023】JPiereテーマ)もアイコンフォントに対応させました。

IDEMPIERE-3535:Implement font icon theme

【iDempiere Lab】アイコンフォント

JPiere5.1で更新及び改善された機能

◆契約定期処理の実行パラメータに契約書と契約内容を追加

 各契約定期処理の実行パラメータに、契約書と契約内容を追加しました。これで、契約書及び契約内容を個別に指定して、契約定期処理を実行できるようになりました。

◆契約内容明細の契約処理期間のチェックロジックを修正

 契約内容明細を登録する際に、派生伝票となる入出荷伝票と売上/仕入請求伝票の契約処理期間の整合性のチェックロジックを修正しました。より柔軟に契約処理期間を入力できるようにしています。

◆契約内容明細のコールアウトの不具合修正

 契約内容明細を登録する際に、契約内容明細テンプレートが入力されていないとコールアウトでヌルポのエラーが発生するのを修正しました。

◆ウィンドウバリデータの修正

 同じ契約処理期間で伝票が2重登録されるのをチェックするウィンドウバリデータのチェックロジックを見直しました。これまでは2重登録されている場合は、検索アイコンをクリックした場合でも警告が表示されていましたが、保存時のみに警告が表示されるように修正しました。

◆開いておく行階層と開いておく列階層の設定の追加

  ピボットテーブルを表示する際に、予め開いておく行の階層と列の階層を指定できるようにしました。ピボットテーブル表示後でも、ある階層まですべて開きたい時に使用する事ができます。