JPiereのリポジトリについて

開発環境を構築するにあたり、ソースコードはリポジトリより取得する事をオススメします。そこで、ここではJPiereのリポジトリについて説明します。

JPiereのリポジトリ
JPiereのリポジトリ

iDempiereのソースコードを管理するリポジトリ

JPiereのリポジトリでは、iDempiereのソースコードをタイプスタンプ的に、ブランチ毎にとってあります。

iDempiere-tip

iDempiere-tipリポジトリは、iDempiereコミュニティーのリポジトリと月に1回程度を目安に同期をとっているリポジトリです。最新のJPiereは、iDempiere-Tipの最新のメンテナンスバージョンのブランチで動作するようにメンテナンスしています。

【注意】Defaultのブランチは開発用のブランチです。

iDempiereコミュニティーでは、iDempiere5.1よりDefaultのブランチを次期バージョンに向けた新機能の開発用のブランチとして使用しています。そのため、メンテンナンス用のブランチを使用するためには、ブランチを指定してクローンする必要があります。

ブランチを指定するクローンの方法は下記を参照して下さい

 

iDempiere-releaseXX.X

iDempiere-releaseXX.XのXX.Xには、iDempiereのバージョン番号が入ります。JPiereのリポジトリには、ブランチ毎にタイプスタンプ的にiDempiereのリポジトリを残してあります。最新のメンテナンスバージョンのリポジトリは、月に1回程度を目安にiDempiereの最新のメンテナンスバージョンと同期をとって、JPiereが動作するようにメンテンスしています。

【補足説明】JPiereのバージョンアップ

JPiereは月に1回程度を目安に、最新のメンテナンスバージョンのiDempiereで動作するようにメンテンスしています。そのため、最大で1ヶ月程度は、最新のiDempiereのメンテナンスバージョンのソースコードとタイムラグが発生する事になります。

そのため、iDempiereコミュニティーのリポジトリを利用してソースコードをクローンしてダウンロードした場合、タイムラグの期間分は独自にメンテナンスして頂く必要があります。具体的には、マイグレーションスクリプトの適用です。タイムラグの期間にマイグレーションスクリプトがあった場合には、それを適用して下さい。

JPiereのソースコードを管理するリポジトリ

jpiere.base.plugin

JPiereにおいて必須となるJPBP(JPiereベースプラグイン)を管理しているリポジトリです。

jpiere.configurations

JPiereにおいて必須となるJPCS(JPiereコンフィギュレーションズ)を管理しているリポジトリです。JPCSの実態はPostgreSQLのダンプファイルです。JPiereの開発環境を構築する際には、必ずJPCSで管理しているPostgreSQLのダンプファイルを使ってデータベースをリストアして下さい。

JPiereのダンプファイル

最新のJPiereのソースコードを使用する場合、PostgreSQLのダンプファイルも最新のダンプファイルを使用してリストアする必要があります

JPiereのダンプファイルは、JPCS(JPiereコンフィギュレーションズ)のリポジトリで管理しています。

JPCSのリポジトリの直下のdataフォルダの中にある、ExpDat.dmpファイルがJPiereの最新のダンプファイルになります。

jpiere.modifications

JPMS(JPiereモディフィケーションズ)を管理しているリポジトリです。JPMSはなくても、システム的には動作しますが、より快適にJPiereを利用するためにJPMSを使用する事をオススメします。

jpiere.fragments

JPFS(JPiereフラグメンツ)を管理しているリポジトリです。JPiereのデザインなどのデータが含まれています。

JPPS(JPiereプラグインズ)のリポジトリ

JPPSのリポジトリはその分類上、機能毎に1つのリポジトリがあります。

jpiere.plugin.import

JPiere5.1-201807バージョンからJPBPに統合されました。JPiere5.1-201807以降のパッケージには含まれていません。また開発環境の構築の際にもこのリポジトリのコードは必要ありません。

その他のリポジトリ

Japanese Translation

iDempiereとJPiereの日本語訳のXMLデータを管理するリポジトリです。