【JPIERE-0597(v10)】見積伝票/手書伝票で伝票タイプ毎に印刷書式の初期値を設定する

iDempiereの標準機能では、受注伝票などから印刷アイコンをクリックした時に表示される印刷書式の初期値は伝票タイプに設定できるようになっています。

そこで、見積伝票/手書伝票でも伝票タイプに印刷書式の初期値を設定できるようにしました。

見積伝票/手書伝票から定型レポートを印刷する印刷書式の設定

見積伝票/手書伝票から定型レポートを印刷する際には、次の順番で適用する印刷書式が決まります。

  • 伝票タイプの「印刷書式」
  • 上記の設定がされていない場合は印刷フォームの「見積伝票印刷書式」

伝票タイプ

伝票タイプの「印刷書式」フィールドに設定されている印刷書式が適用されます。

印刷フォーム

伝票タイプに印刷書式が設定されていない場合、印刷フォームの「見積伝票/手書伝票印刷書式」フィールドに設定されている印刷書式が使用されます。

準備

このカスタマイズを適用するためには、次の設定が必要です。

見積伝票の設定

見積伝票のウィンドウの設定で「事前定義コンテキスト変数」に"DocumentPrintType=JP_Estimation"と設定します。

事前定義コンテキスト変数
事前定義コンテキスト変数

見積伝票ヘッダーのタブの設定で、プロセスに「Rpt C_Order_注文書印刷」を設定してください。

これで、このカスタマイズが動作するようになり、伝票タイプ毎に印刷書式を設定できるようになります。

カスタマイズ情報

追加したリファレンス

◆JP AD_PrintFormat Estimation

カラムの追加

◆AD_PrintFormテーブルにJP_Estimation_PrintFormat_IDカラムを追加

修正クラス

◆org.compiere.print.ReportEngine