【JPIERE-0302】入金データ取込みウィンドウで使用できる[全銀]振込入金通知ファイル(固定長)(文字コード: シフトJIS)をインポートするプロセスです。
インポートファイルの前提
- [全銀]振込入金通知と言われる形式のファイル
- 固定長
- シフトJIS
- 1つのファイルには1つの入金口座の情報のみ。※さらにできれば、入金日毎にインポートする事をオススメします。
入金口座毎の入金日毎にインポートするのがおススメ!!
入金データインポートスキーマの設定
[全銀]振込入金通知ファイル(固定長)をインポートするプロセスは、jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.DefaultBankDataImport2クラスに実装しています。【JPIERE-0301】入金データインポートスキーマに下記のように設定して使用して下さい。
インポートデータと対応カラム
1.ヘッダーレコード(総桁数200桁)
ヘッダレコードは、JP_BankDataテーブルに格納されます。
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 | 備考 | 対応カラム [フィールド名] |
1 | データ区分 | 数字 | 1(1) | 1:ヘッダレコード |
JP_BankDataType_Header [データ区分(ヘッダ)] |
2 | 種別コード | 数字 | 2(3) | 01:振込入金通知 |
JP_BankDataClassification [種別コード] |
3 | コード区分 | 数字 | 1(4) |
0:JIS 1:EBCDIC |
JP_BankDataCodeType [コード区分] |
4 | 作成日 | 数字 | 6(10) |
ファイル作成日(和暦:YYMMDD) |
JP_BankDataCreatd [銀行データ作成日] ※新規追加カラム |
5 | 勘定日(自) | 数字 | 6(16) |
和暦:YYMMDD |
JP_BankDataFrom [勘定日(自)] ※新規追加カラム |
6 | 勘定日(至) | 数字 | 6(22) |
和暦:YYMMDD |
JP_BankDataTo [勘定日(至)] ※新規追加カラム |
7 | 取引銀行コード | 数字 | 4(26) |
取引金融機関コード |
RoutingNo [銀行コード] |
8 | 取引銀行名 | カナ | 15(41) |
取引金融機関名 |
JP_BankName_kana [銀行名(半角カナ)] |
9 | 支店コード | 数字 | 3(44) | 統一店番号 |
JP_BranchCode [支店番号] |
10 | 支店名 | カナ | 15(59) | 取引店名 |
JP_BranchName_Kana [支店名(半角カナ)] |
11 | 預金種別 | 数字 | 1(60) | 1:普通預金 2:当座預金 |
JP_BankAccountType [預金種別] |
12 | 口座番号 | 数字 | 7(67) |
AccountNo [口座番号] |
|
13 | 口座名 | カナ | 40(107) | 口座名義 |
JP_RequesterName [依頼人名(半角カナ)] |
14 | ダミー | カナ | 93(200) | スペース | 取り込まない |
2.データレコード(総桁数200桁)
データレコードは、JP_BankDataLineテーブルに格納されます。
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 | 備考 | 対応カラム [フィールド名] |
1 | データ区分 | 数字 | 1 | 2:データレコード |
JP_BankDataType_Line [データ区分(明細)] |
2 | 照会番号 | 数字 | 6(7) | 銀行が採番した番号 |
JP_BankData_ReferenceNo [照会番号] ※新規追加カラム |
3 | 勘定日 | 数字 | 6(13) | YYMMDD(和暦) |
JP_BankData_Kanjyoubi [勘定日] ※新規追加カラム |
4 | 起算日 | 数字 | 6(19) | YYMMDD(和暦) |
JP_BankData_Kisanbi [起算日] ※新規追加カラム |
5 | 金額 |
数字 |
10(29) |
StmtAmt [記帳金額] |
|
6 | うち他店券金額 |
数字 |
10(39) | 入金額中の他店券金額 |
JP_BankData_Taten_StmtAmt [うち他店券金額] ※新規追加カラム |
7 | ※振込依頼人コード |
数字 |
10(49) | 振込依頼人の識別コード |
JP_RequesterCode [依頼人(委託者)コード] ※新規追加カラム |
8 | 振込依頼人名 |
カナ |
48(97) |
JP_A_Name_Kana [口座名義(半角カナ)] |
|
9 |
仕向金融機関名 (振込元金融機関名称) |
カナ | 15(112) | 左詰、スペース埋め |
JP_BankName_kana [銀行名(半角カナ)] |
10 |
仕向支名 (振込元支店名称) |
カナ | 15(127) | 左詰、スペース埋め |
JP_BranchName_Kana [支店名(半角カナ)] |
11 | 取消区分 | 数字 | 1(128) | 1:取消 |
JP_BankData_Torikeshikubun [取消区分] ※新規追加カラム |
12 | EDI情報 | カナ | 20(148) |
JP_BankData_EDI_Info [EDI情報] ※新規追加カラム |
|
13 | ダミー | 文字 | 52(200) | スぺース | 取り込まない |
【補足説明】入金データ明細の日付
入金データ明細には「出納帳明細日付」、「転記日付」、「有効日付」という3つ日付を入力するフィールドがあります。この日付は入金データをインポートする際に、次のロジックで設定されます。
- 年・・・入金データタブの「記帳日付(StatementDate)」フィールドに入力されている日付の"年"が使用されます。
- 月日・・・「勘定日(JP_BankData_Kanjyoubi)」フィールドの月日の情報を使用しています。
これは全銀データの年月日の情報が和暦のため、西暦に置き換えるための簡便な処理です。和暦と西暦を直接変換するような処理にすると和暦が変更になった際に別途対応が必要になるため簡便的な処理にして、和暦が変更になった際にも対応をする必要が無いようにしています。
そのため、入金データタブの「記帳日付(StatementDate)」フィールドに入力されている年と異なる年の入金データをインポートしないように注意して下さい。
3.トレーラーレコード(総桁数200桁)
トレーラーレコードは、JP_BankDataテーブルに格納されます。
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 | 備考 | 対応カラム [フィールド名] |
1 | データ区分 | 数字 | 1 | 8:トレーラレコード |
JP_BankDataType_Footer [データ区分(フッタ)] |
2 |
合計件数 |
数字 | 6(7) |
データレコードの合計。右詰、ZRO埋め |
NumLines [合計件数] |
3 |
合計金額 |
数字 | 12(19) | データレコードの合計。右詰、ZRO埋め |
TotalAmt [合計金額] |
4 |
取消合計件数 |
数字 | 6(25) |
JP_BankData_TorikeshiNum [取消合計件数] ※新規追加カラム |
|
5 | 取消合計金額 | 数字 | 12(37) |
JP_BankData_TorikeshiAmt [取消合計金額] ※新規追加カラム |
|
6 |
ダミー |
文字 | 163(200) | スペース | 取り込まない |
9.エンドレコード
エンドレコードは、iDempiereの中には取り込みません。
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 | 備考 | 対応カラム |
1 | データ区分 | 数字 | 1 | 9: エンド・レコード | - |
2 |
ダミー |
文字 | 199 | スペース | - |
テストデータ
このプロセスは、下記のファイルをテストデータとして使用して動作確認しています。
カスタマイズ情報
カラム追加
◆JP_BankDataテーブル
- JP_BankDataCreated
- JP_BankDataFrom
- JP_BankDataTo
- JP_BankData_TorikeshiNum
- JP_BankData_TorikeshiAmt
◆JP_BankDataLine
- JP_BankData_ReferenceNo
- JP_BankData_Kanjyoubi
- JP_BankData_Kisanbi
- JP_BankData_Taten_StmtAmt
- JP_RequesterCode
- JP_BankData_Torikeshikubun
- JP_BankData_EDI_Info
追加クラス
- jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.DefaultBankDataImport2