【JPIERE-0433】見積と契約テンプレートから契約書を作成

見積伝票と契約テンプレートを使って契約書を作成するプロセスです。

見積伝票と契約テンプレートから契約書を作成プロセス

見積伝票/手書伝票の伝票ステータスが"完成"もしくは"クローズ"の際に、実行する事ができます。

見積伝票
見積伝票

◆契約書テンプレート(必須)

見積伝票の内容をもとに契約書を作成するための基準として使用する契約書テンプレートを選択します。

◆契約内容テンプレート

契約内容を登録する際の基準となる契約内容テンプレートを選択します。契約書には複数の契約内容を持つ事ができますので、1つに絞りたい場合に使用します。契約内容テンプレートの入力が無い場合は、契約書テンプレートに結びつく契約内容テンプレートの数だけ、契約内容が作成されます。購買契約の契約内容テンプレートを選択する事はできません。

◆契約内容明細作成方針(条件付必須)

契約内容テンプレートフィールドに入力がある場合に表示され、必須入力になります。契約内容明細を作成する際に、コピー元の情報を見積伝票の明細にするか契約内容明細テンプレートにするか選択する事ができます。

◆取引先

見積伝票は取引先マスタの入力は任意ですが、契約書を作成する際には必須となりますので、このフィールドで選択入力する事ができます。

◆取引先住所

見積伝票は取引先住所のマスタ入力は任意ですが、契約書を作成する際には必須となりますので、このフィールドで選択入力する事ができます。

【補足説明】

見積伝票と契約テンプレートから契約書を作成プロセスは、見積伝票から完全な契約書を作成する事は意図していません。あくまでも契約書の作成補助機能ですので、プロセスの実行後は契約書を確認して適切に修正して下さい。

見積伝票と契約テンプレートから契約書を作成する処理の概要説明

契約内容明細作成方針で、見積伝票/手書伝票明細をもとに契約内容明細を作成するが明示的に選択されていない限りは、契約内容テンプレートをもとに契約内容明細を作成する方針で処理します。

契約内容明細作成方針で、見積伝票/手書伝票明細をもとに契約内容明細を作成する場合、契約内容明細テンプレートを下記のロジックにしたがって自動設定します。

  • 選択している契約内容テンプレートに属する契約内容明細テンプレートの中に、見積伝票/手書伝票の明細と同じ品目マスタか摘要科目の明細が無いか探し、あれば自動設定します。複数存在する場合は、明細番号の小さいものが自動設定されます。
  • 上記に該当がない場合、見積伝票/手書伝票と同じ組織の単独で登録されている契約内容明細テンプレートの中から、見積伝票/手書伝票の明細と同じ内容のものが無いか探します。同じ内容と判断するのは次の情報です。
    • 品目マスタか摘要科目が同じ
    • 選択されている契約内容テンプレートと契約区分が同じ
    • 選択されている契約内容テンプレートとプライリストが同じ
    • 選択されている契約内容テンプレートと受発注タイプが同じ
  • 上記に該当がない場合、*の組織で上記条件に合致する契約内容明細を探します。
  • それでも該当がない場合は、契約内容明細テンプレートを設定せずに契約内容明細を作成します。

技術情報

クラス

  • CreateContractfromEstimationAndTemplate

カスタマイズ履歴

2019年1月20日

◆契約内容明細を作成する際に、コピー元の情報を見積伝票の明細にするか契約内容明細テンプレートにするか選択できるようにしました。

2019年4月30日

【JPIERE-0443】見積と契約テンプレートから契約内容作成

【JPIERE-0443】見積と契約テンプレートから契約内容作成プロセスも処理できるように、CreateContractfromEstimationAndTemplateクラスを修正しました。

2019年12月8日

JPIERE-0433 & JPIERE-0443 見積と契約テンプレートから契約書を作成

取引先マスタの選択ロジックを修正

  • 契約内容テンプレートに取引先が設定されていなかった時
    • プロセスのパラメーターに取引先が設定されていたら、その取引先を使用して、契約内容を作成する。
    • プロセスのパラメーターに取引先が設定されていなかったら、契約書の取引先を契約内容に設定する。