【JPIERE-0158】クライアントの初期化と削除のオプション的な機能です。【JPIERE-0158】クライアントの初期化と削除プロセスにおいて、クライアントの初期化を実行した後で、勘定科目をデフォルトの勘定科目だけにしたい場合に、実行します。このプロセスを実行すると、自動仕訳で使用するデフォルトの勘定科目だけが残り、それ以外の勘定科目は削除されますので、残っている勘定科目をメンテナンスし、他の勘定科目インポート処理する事で、勘定科目を自由に作り変える事ができます。
実行条件入力画面
デフォルトの勘定科目だけに初期化するプロセスは、systemユーザーでログインしないと実行する事はできません。
◆クライアントID
デフォルトの勘定科目だけに初期化するプロセスを実行したいクライアントのIDを入力します。
データ処理フロー
デフォルトの勘定科目のコピー
会計スキーマに設定されているデフォルトの勘定科目を各種マスタにコピーします。この処理を行う事で末端の勘定科目の自動仕訳設定がデフォルトの設定に同期され初期化された事になります。この処理では、iDempiere標準機能の下記のプロセスを呼び出しています。
- 勘定科目コピープロセス(org.compiere.process.AcctSchemaDefaultCopy)
- 所属品目勘定科目上書き(org.compiere.process.ProductCategoryAcctCopy)
- 所属取引先勘定科目上書(org.compiere.process.BPGroupAcctCopy)
関連するデータの削除
自動仕訳の初期設定となるデフォルトの勘定科目以外の勘定科目は削除しますので、それに関連するデータを削除して行きます。
◆会計レポート
会計レポートを表示するための設定をすべて削除します。
- PA_Report
- PA_ReportLineSet
- PA_ReportLine
- PA_ReportSource
- PA_ReportColumnSet
- PA_ReportColumn
- PA_ReportCube
- PA_Hierarchy
◆摘要科目の削除
摘要科目(旧翻訳:料金タイプ)をすべて削除します。
- C_Charge
- C_Charge_Acct
- C_Charge_Trl
- C_ChargeType
- C_ChargeType_DocType
◆補助科目の削除
補助科目をすべて削除します。
- C_SubAcct
◆勘定科目組合わせの削除
デフォルトの勘定科目以外の勘定科目の組み合わせを削除します。
◆勘定科目のツリーノードのメンテナンス
勘定科目のツリーをデフォルトの勘定科目だけにして(デフォルトの勘定科目以外は削除)、フラットなツリーになるようにしています。
カスタマイズ情報
クラス
- jpiere.plugin.delete.process.JPiereInitializeDefaultAccountOnly