組織倉庫マスタのインポートプロセスです。
組織倉庫マスタとその自動仕訳の勘定科目(棚卸減耗勘定)をインポートする事ができます。
組織倉庫インポートの仕様
組織倉庫インポートでは、組織倉庫タブ(M_Warehouseテーブル)と会計情報情報タブ(M_Warehouse_Acct)のデータをインポートする事ができます。組織倉庫タブには住所の入力が必須なので、住所データも新規登録する事ができます。
インポートする情報
基本的にインポートテーブルのカラム名と同じ組織マスタのカラム名にデータがインポートされます。
◆検索キー[Value] -> 組織倉庫[M_Warehouse_ID]
インポート処理において、インポートテーブルの検索キー[Value]の値と、組織倉庫マスタの検索キー[Value]の値を照合します。照合できなかった場合は組織倉庫を新規登録します。照合できた場合は、組織倉庫をインポートするデータで更新します。
- インポートテーブルの検索キー[Value]の値が入力されていない場合はエラーになります。
- 新規登録の場合は、インポートテーブルに名称[Name]の値も入力されている必要があります。
◆組織マスタ(検索キー)[JP_Org_Value] -> 組織[AD_Org_ID]
インポート処理において、インポートテーブルの組織マスタ(検索キー)[JP_Org_Value]の値と、組織マスタの検索キー[Value]の値を照合します。照合できなかった場合はエラーになります。組織倉庫は"*"の組織は選択する事ができません。
◆会計スキーマ(名称)[JP_AcctSchema_Name] -> 会計スキーマ[C_AcctSchema_ID]
インポート処理において、インポートテーブルの会計スキーマ(名称)[JP_AcctSchema_Name]の値と、会計スキーマの名称[Name]の値を照合します。照合できなかった場合はエラーになります。組織倉庫は"*"の組織は選択する事ができません。
◆住所ラベル[JP_Location_Label] -> 住所[C_Location_ID]
インポート処理において、インポートテーブルの住所ラベル[JP_Location_Label]の値と、住所マスタの住所ラベル[JP_Location_Label]の値を照合します。照合できなかった場合は、新たな住所として登録されます。
また、組織倉庫インポートでは住所データを更新する事はできません。住所を更新したい場合には、【JPIERE-0391】住所インポートを使用して下さい。
インポートフォーマット
インポートフォーマットとしてシステムクライアントに"JPiere Org Warehouse Import"が登録してあります。
カスタマイズ情報
関連するクラス
◆jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.JPiereImportWarehouse
-> 組織倉庫をインポートするクラス
◆jpiere.base.plugin.util.JPiereValidCombinationUtil
->勘定科目組合せを処理するためのユーティリティクラス
更新情報
2023年3月6日(v10): インポート済みデータの削除処理のエラーを修正
過去にインポートしたデータを削除するDELETE文がエラーになるのを修正しました。