"まとめ支払伝票"を"まとめ払い準備"ウィンドウから作成できるようにしました。
iDempiereの標準機能では、"支払データ印刷／エクスポート"の画面から、支払データをダウンロードすると当時に支払伝票が作成され、消込処理が行われます。そして作成した支払伝票をまとめるためにまとめ支払伝票が作成されます。
支払伝票の作成と消込処理及びまとめ支払伝票の作成を別プロセスとし独立させ、まとめ支払い準備ウィンドウから実行できるようにする事で、支払データのダウンロードと、債務の消込処理を分割し、操作を簡略化する事を意図しています。
まとめ支払い準備ウィンドウ
支払伝票を作成とその消込処理及びまとめ支払伝票の作成は、"まとめ払いデータ作成"で対象のデータを作成した後に、実行する事ができます。
まとめ支払伝票フィールド
作成したまとめ支払伝票の情報が表示されます。まとめ支払伝票作成プロセスは1回だけ実行可能です。
カスタマイズ情報
追加クラス
◆jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.CreatePaymentBatchFromPaySelection
追加レポートとプロセス（アプリケーション辞書設定）
◆検索キー：JP_CreatePaymentBatchFromPaySelect
名称：Create Payment Batch From Pay Selection(まとめ支払伝票作成)
追加エレメント
◆JP_PaymentBatch_ID
英語名称: Payment Batch
日本語名称: まとめ支払伝票
リファレンス:Search(C_PaymentBatchテーブルを参照）
カスタマイズ履歴
2024年8月3日(v11)
【JPIERE-0619(v11)】伝票番号の自動採番を別トランザクションにするを実装したことにより、2024年7月11日にプロセス内に実装した伝票番号の自動採番処理をコメントアウトしました。
2024年7月11日(v11):伝票番号の自動採番の改善
支払伝票の伝票番号の自動採番処理を、「まとめ支払伝票作成」プロセス内に実装しました。このことより、「まとめ支払伝票作成」プロセスを実行している最中でも、同じ伝票タイプ(番号シーケンス)を使用して、支払伝票を登録できます。
2024年4月27日(v11):ログ表示の改善
支払伝票を作成する処理でエラーになった時にわかりやすいようにログの表示を改善
2021年2月11日
まとめ支払伝票の作成準備データの中に、既に支払っている仕入請求伝票もしくは、既に入金されている売上請求伝票が含まれている場合は、まとめ支払伝票、まとめ入金伝票の作成前にチェックしてエラーになるようにしました。