支払データを"まとめ払い準備"ウィンドウでダウンロードする事ができるプロセスを作成しました。
iDempiereの標準機能では、"支払データ印刷/エクスポート"の画面から、支払データをダウンロードする事ができましたが、当時に支払伝票が作成され、消込処理が行われます。
支払データのダウンロードの処理だけを別プロセスとして作成し、まとめ支払い準備ウィンドウから実行できるようにする事で、支払データのダウンロードと、債務の消込処理を分割し、操作を簡略化する事を意図しています。
まとめ支払い準備ウィンドウ
支払データをダウンロードする事ができるプロセスである"支払データエクスポート"は、"まとめ払いデータ作成"を実行しダウンロードする対象のデータを作成した後で、実行する事ができます。
ダウンロード回数フィールド
支払データをダウンロードした回数をカウントしているフィールドです。銀行とのデータのやり取りの際に、一度送付したデータを間違って再送信しないように誤送信防止の一環としてダウンロード回数をカウントしています。
ダウンロードファイルの名称
ダウンロードするファイルの名称は次のルールによって命名されます。
ExpPayment_口座番号_支払日付_ダウンロード回数_ダウンロード日時.txt
(ExpPayment_1234567_yyyyMMdd_3_yyyyMMddThhmmss.txt)
カスタマイズ情報
追加クラス
◆jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.WPayPrintProcess
追加レポートとプロセス(アプリケーション辞書設定)
◆検索キー:JP_PaymentDataExportProcess
名称:Payment Data Export by Process at Pay Selection Window(支払データエクスポート)
追加エレメント
◆JP_DownloadNum
英語名称: Download Num of Times
日本語名称: ダウンロード回数
※C_PaySelectionテーブルに追加(リファレンスはInteger)
カスタマイズ履歴
2024年5月9日(v11)
◆【JPIERE-0615】支払データエクスポートでのフォーマット選択
2022年10月31日(v9)
エラー時の対応を改善しました。
2022年4月29日(v9)
支払データのエクスポート処理は、まとめ支払伝票を作成した後でできるようにしました。
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