全銀協データ(FBデータ)を作成するために、使用できる文字や文字数は決められています。そこで間違ったデータを作成しないために、全銀協データ(FBデータ)を作成するのに使用するデータには入力チェックが必要になります。
銀行及びアカウント設定
◆銀行タブ
- 銀行名(半角カナ)…保存時にFBデータで使用できない文字が使用されていないかどうかチェックします。また文字が15文字以内かどうかチェックします。
- ルーティングNo…"銀行名(半角カナ)"が入力されている場合に、4桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。
◆アカウントタブ
- 依頼人名(半角カナ)…保存時にFBデータで使用できない文字が使用されていないかどうかチェックします。また文字が40文字以内かどうかチェックします。
- 依頼人(委託者)コード…"依頼人名(半角カナ)"が入力されている場合に、10桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。
- 支店番号…"依頼人名(半角カナ)"が入力されている場合に、3桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。。
- 支店名(半角カナ)…"依頼人名(半角カナ)"が入力されている場合に、FBデータで使用できない文字が使用されていないかどうかチェックします。また文字が15文字いないかどうかチェックします。
- 口座番号…"依頼人名(半角カナ)"が入力されている場合に、7桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。
- 支払データ作成クラス…"依頼人名(半角カナ)"が入力されている場合に"org.compiere.util.JapanPaymentExport"を自動入力します。
【補足説明】支払データ作成クラスについて(ver10より)
2023年5月5日に、支払データ作成クラスをセットする処理を下記の通り修正しました。
- "依頼人名(半角カナ)"が入力されていて、支払データ作成クラスが空欄の場合には、"org.compiere.util.JapanPaymentExport"が自動入力します。
- "依頼人名(半角カナ)"が入力されていて、支払データ作成クラスが空欄ではない場合には、"org.compiere.util.JapanPaymentExport"が自動入力されることはなく、入力されているクラスを使用して支払いデータを作成します。
取引先マスタ
◆取引先口座情報タブ
- 口座名義(半角カナ)…保存時にFBデータで使用できない文字が使用されていないかどうかチェックします。また文字が30文字以内かどうかチェックします。
- 支店番号…"口座名義(半角カナ)"が入力されている場合に、3桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。
- 支店名(半角カナ)…"口座名義(半角カナ)"が入力されている場合に、FBデータで使用できない文字が使用されていないかどうかチェックします。また文字が15文字いないかどうかチェックします。
- 口座番号…"口座名義(半角カナ)"が入力されている場合に、7桁の半角数字が入力されているかどうかチェックします。
リポジトリ
クラス
- jpiere.base.plugin.org.adempiere.base.JPiereBankModelValidator
- jpiere.base.plugin.org.adempiere.base.JPiereBankAccountModelValidator
- jpiere.base.plugin.org.adempiere.base.JPiereBPBankAccountModelValidator
- jpiere.base.plugin.util.ZenginCheck
上記の3つのモデルバリデータクラスをアプリケーション辞書への設定も行っています。
2023年5月5日(ver10)支払データ作成クラスについて
2023年5月5日に、支払データ作成クラスをセットする処理を下記の通り修正しました。
- "依頼人名(半角カナ)"が入力されていて、支払データ作成クラスが空欄の場合には、"org.compiere.util.JapanPaymentExport"が自動入力します。
- "依頼人名(半角カナ)"が入力されていて、支払データ作成クラスが空欄ではない場合には、"org.compiere.util.JapanPaymentExport"が自動入力されることはなく、入力されているクラスを使用して支払いデータを作成します。
2022年9月25日(ver9):現残高更新時に全銀データのチェックは行わないようにする
出納帳を完成にした時に、アカウントの現残高(CurrenctBalance)フィールドを更新する時に全銀データのチェックが行われていたので、アカウントの現残高(CurrenctBalance)フィールドを更新する際には、全銀データのチェックは行わないようにしました。