【JPIERE-0097】受発注伝票インポート

受発注データのインポートプロセスです。

受発注データのインポートプロセスは2018年7月~8月にかけて大きくリファクタリングしています。

 

実行条件

◆伝票ステータス更新

受発注データをインポートした後で、実行する伝票ステータス更新処理を選択入力します。インポートする受発注データに伝票ステータス更新処理が設定されている場合は、そちらが優先されます。

◆インポート社内担当者識別情報

社内担当者の情報をインポートする際に、ユーザーマスタと照合する際のキー情報を選択します。照合対象となるユーザーは、社内担当者として選択できるユーザーのみに制限され、選択した識別情報だけでは識別できない場合は、直近で登録されたデータが入力されますので、識別情報は"検索キー"や"名称"だけでも、照合する事ができます。

詳しくは【JPIERE-0400】ユーザーインポートを参照して下さい。

◆インポート取引先担当者識別情報

取引先担当者の情報をインポートする際に、ユーザーマスタと照合する際のキー情報を選択します。照合対象となるユーザーは、インポートする取引先の情報とユーザーマスタに設定されている取引先が同じデータに制限されますので、識別情報は"名称"だけでも、同じ名前のユーザーがその取引先にいないのであれば照合する事ができます。もし同じ識別情報のユーザーが複数存在した場合は、直近で登録されたユーザーが優先して入力されます。

詳しくは【JPIERE-0400】ユーザーインポートを参照して下さい。

◆インポート納品先担当者識別情報

納品先担当者の情報をインポートする際に、ユーザーマスタと照合する際のキー情報を選択します。照合対象となるユーザーは、インポートする納品先取引先の情報とユーザーマスタに設定されている取引先が同じデータに制限されますので、識別情報は"名称"だけでも、同じ名前のユーザーがその取引先にいないのであれば照合する事ができます。もし同じ識別情報のユーザーが複数存在した場合は、直近で登録されたユーザーが優先して入力されます。

詳しくは【JPIERE-0400】ユーザーインポートを参照して下さい。

◆インポート請求先担当者識別情報

請求先担当者の情報をインポートする際に、ユーザーマスタと照合する際のキー情報を選択します。照合対象となるユーザーは、インポートする請求先取引先の情報とユーザーマスタに設定されている取引先が同じデータに制限されますので、識別情報は"名称"だけでも、同じ名前のユーザーがその取引先にいないのであれば照合する事ができます。もし同じ識別情報のユーザーが複数存在した場合は、直近で登録されたユーザーが優先して入力されます。

詳しくは【JPIERE-0400】ユーザーインポートを参照して下さい。

◆過去データの移行

過去の受発注データを履歴として移行する際にONにする事を想定しているフラグです。このフラグをONにすると、伝票ステータスは"クローズ"で作成され、明細は注文数量と、出荷済数量と請求済数量は、同じ数量で作成されます。引当数量は0です。つまり、取引が完了しているステータスで受発注データをインポートします。

受発注データインポートウィンドウ

インポートデータフィールドグループ

インポートデータフィールドグループのフィールドは、主に受発注伝票のヘッダの中心となる情報を入力します。

◆組織 & 組織(検索キー)

 「組織」フィールドに入力されている組織が、伝票の組織になります。「組織(検索キー)」フィールドに組織マスタのケンサクキーを入力すると、インポート処理時に「組織」フィールドを自動入力して、伝票の組織にすることができます。

◆伝票タイプ & 伝票タイプ(名称)

 「伝票タイプ」フィールドに入力されている伝票タイプが、受発注伝票の伝票タイプになります。「伝票タイプ(名称)」フィールドに伝票タイプの名称を入力すると、インポート処理時に「伝票タイプ」フィールドを自動入力して、受発注伝票の伝票タイプにすることができます。

 「伝票タイプ」もしくは「伝票タイプ(名称)」が入力されていない場合、受発注伝票で使用する伝票タイプでデフォルトフラグがONになっている伝票タイプが使用されます。

◆伝票番号

受発注データをインポートするに先立ち、同じ伝票番号の受発注伝票が登録されていないかどうか確認します。同じ伝票番号の受発注伝票が既に登録されている場合、そのデータはインポートされません。

◆注文日付 & 納品予定日 & 転記日付

上記日付に入力が無い場合は、インポート処理した日付が自動入力されます。

◆社内担当者 & {社内担当者(検索キー)+社内担当者(名称)+社内担当者(メール)}

 「社内担当者」フィールドに入力されているユーザーが、伝票の「社内担当者」になります。インポートプロセスの実行条件である「インポート社内担当者識別情報」の選択肢に従って、社内担当者(検索キー)+社内担当者(名称)+社内担当者(メール)の組み合わせから社内担当者となるユーザーを自動入力することができます。

 

取引先情報フィールドグループ

取引先情報フィールドグループのフィールドは、主に受発注伝票に入力する取引先の情報を入力します。入力した取引先がまだ登録されていない場合は、取引先マスタを登録します(取引先住所と住所の情報も同時に登録します)。

◆取引先 & 取引先(検索キー)

「取引先」フィールドに入力された取引先が、伝票の取引先となります。「取引先(検索キー)」を入力すると、インポート処理時に「取引先」フィールドを自動入力し、伝票の取引先にすることができます。

◆取引先マスタの組織(検索キー)

取引先マスタの登録が必要な場合に、取引先マスタの組織の検索キーを入力します。

◆名称 & 名称2 & 取引先グループ(検索キー)

取引先マスタの登録が必要な場合に、それぞれ取引先マスタの該当フィールドの入力値となります。

◆取引先住所 & 取引先住所(名称) & 電話番号

 「取引先住所」フィールドに入力されている取引先住所が、伝票の取引先住所になります。 インポートプロセス実行時に、「取引先住所(名称)」もしくは「電話番号」から取引先住所を割り出してインポート処理することができます。

 取引先マスタに取引先住所が1つしか登録されていない場合は、その取引先住所が入力されます。

 

入出荷情報フィールドグループ

◆組織倉庫 & 組織倉庫(検索キー)

  「組織倉庫」フィールドに入力されている組織倉庫が、伝票の組織倉庫になります。インポートプロセス実行時に、「組織倉庫(検索キー)」から「組織倉庫」を割り出してインポート処理することができます。

◆出荷ルール

 入力が無い場合は「在庫がある分だけ出荷」がインポート処理時に自動入力されます。

◆優先度

 入力が無い場合は「中」がインポート処理時に自動入力されます。

◆配送方法

 入力が無い場合は取引先マスタの「配送方法」の値が設定されます。それも無い場合は、「直受渡し」がインポート処理時に自動入力されます。

◆送料負担ルール

 入力が無い場合は取引先マスタの「送料負担ルール」の値が設定されます。それも無い場合は、「送料込み」がインポート処理時に自動入力されます。

◆支払条件 & 支払条件(検索キー)

  「支払条件」フィールドに入力されている支払条件が、伝票の支払条件になります。インポートプロセス実行時に、「支払条件(検索キー)」から「支払条件」を割り出してインポート処理することができます。

 「支払条件」と「支払条件(検索キー)」の両方の入力が無い場合、取引先マスタに設定されている「支払条件」となります。

 

請求情報フィールドグループ

◆プライスリスト & プライスリスト(名称)

  「プライスリスト」フィールドに入力されているプライスリストが、伝票のプライスリストになります。インポートプロセス実行時に、「プライスリスト(名称)」から「プライスリスト」を割り出してインポート処理することができます。

 「プライスリスト」と「プライスリスト(名称)」に入力が無い場合、取引先マスタに登録されているプライスリストが伝票のプライスリストとして使用されます。

◆請求ルール

 入力が無い場合は取引先マスタの「請求ルール」の値が設定されます。それも無い場合は、「即時請求」がインポート処理時に自動入力されます。

◆支払方法

 入力が無い場合は取引先マスタの「支払方法」の値が設定されます。それも無い場合は、「後払い」がインポート処理時に自動入力されます。

 

リファレンスフィールドグループ

 

明細情報フィールドグループ

【補足説明】

インポートテーブルに登録したデータを、「注文日付」、「取引先」、「請求取引先住所」、「取引先住所」、「伝票番号」、「登録順」の順番にソートして取得し、「取引先」と「請求取引先住所」と「取引先住所」と「伝票番号」が同じでデータは、同じ伝票として明細を登録します。

更新情報

2023年7月27日(v10): 不具合修正ほか

  • 納品先担当者の照合処理の不具合を修正しました。
  • 「送料負担ルール」が空欄だった場合に「固定送料(送料別)」がセットされていたのを0「送料込み」に変更しました。

2023年3月6日(v10): インポート済みデータの削除処理のエラーを修正

過去にインポートしたデータを削除するDELETE文がエラーになるのを修正しました。

2020年11月16日:不具合修正

受発注伝票をインポートする際に、伝票ステータスもしくは伝票ステータス更新の値が入力されていない時にヌルポのエラーになるのを修正しました。

2018年8月15日

下記のカラムをI_OrderJPテーブルに追加しました。

  • JP_Line_OrgTrx_Value
  • JP_Line_OrgTrx_ID
  • JP_Line_Project_Value
  • JP_Line_Project_ID
  • JP_Line_Activity_Value
  • JP_Line_Activity_ID
  • JP_Line_Campaign_Value
  • JP_Line_Campaign_ID
  • JP_Line_UserElement1_Value
  • JP_Line_UserElement2_Value
  • JP_Line_User1_ID
  • JP_Line_User2_ID 

2018年7月27日

下記のカラムをI_OrderJPテーブルに追加しました。

  • JP_Org_Value
  • DatePromised
  • JP_SalesRep_Value
  • JP_SalesRep_Name
  • JP_SalesRep_EMail
  • POReference
  • DocStatus
  • DocAction

◆取引先情報

  • JP_BP_Org_Value
  • Name2
  • GroupValue
  • JP_BPartner_Location_Name
  • Postal_Add
  • JP_Location_Label
  • JP_User_Value
  • Address3

◆出荷納品情報

  • JP_Warehouse_Value
  • JP_Locator_Value
  • JP_Locator_ID
  • IsDropShip
  • PriorityRule
  • DeliveryViaRule
  • FreightCostRule
  • JP_Shipper_Name
  • JP_DropShip_BP_Value
  • DropShip_BPartner_ID
  • JP_DropShip_BP_Location_Name
  • DropShip_Location_ID
  • JP_DropShip_User_EMail
  • JP_DropShip_User_Value
  • JP_DropShip_User_Name
  • DropShip_User_ID
  • IsSelectBillToJP

◆請求情報

  • Bill_BPValue
  • Bill_BPartner_ID
  • JP_PriceList_Name
  • PaymentRule
  • InvoiceRule
  • JP_Bill_BP_Location_Name
  • Bill_User_ID
  • JP_Bill_User_Value
  • JP_Bill_User_Name
  • JP_Bill_User_EMail

◆リファレンス

  • JP_Project_Value
  • JP_Campaign_Value
  • JP_Activity_Value
  • JP_UserElement1_Value
  • JP_UserElement2_Value
  • User1_ID
  • User2_ID
  • JP_OrgTrx_Value

◆明細情報

  • X12DE355
  • QtyEntered
  • PriceEntered

2018年6月8日

カスタマイズの管理区分をJPiere Plugins(JPPS)からJPiere Base Plugin(JPBP)に変更しいました。