iDempiere3.1のインストール AWS - EC2 : Ubuntu14.4LTS
AWS(Amazom Web Serveces)のEC2上のUbuntu14.4LTSにiDempiere(アイデンピエレ)のバージョン3.1をインストールします。基本的な流れは、Ubuntu12.4LTSでのインストール(前半/後半)と同じですので、詳しくはそちらを参考にして下さい。ここでは、ポイントだけ端的に記載します。
iDempiere3.1は、java8で動作します。ここではOpenJDKではなく、OracleのJDK8のインストール方法を記載します。
$ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/java
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install oracle-java8-installer
iDempiere3.1は、PostgreSQL9.4のドライバーを使用しています。Ubuntu14.4LTSのパッケージのリポジトリに登録されているのはPostgreSQL9.3ですので、PostgreSQL9.4をインストールするために、ちょっとひと手間かけます。
"/etc/apt/sources.list.d/" に "pgdg.list" というファイルを作成します。
$ cd /etc/apt/sources.list.d/
$ sudo touch pgdg.list
"pgdg.list"ファイルへの記述。
◆pgdg.listファイルに更新権限を設定し、nanoエディターで開く
$ sudo chmod a+rwx pgdg.list
$ nano pgdg.list
◆pgdg.listファイルへの記述内容
deb http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/ trusty-pgdg main
リポジトリの公開Keyをインポートする
$ wget --quiet -O - http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/ACCC4CF8.asc | sudo apt-key add -
$ sudo apt-get update
PostgreSQL9.4をインストールする
$ sudo apt-get install postgresql-9.4
インストールが完了したら次のコマンドでバージョンを確認できます。
$ psql --version
PostgreSQLへのアクセス設定
PostgreSQLへアクセスできるように、postgresql.confやpg_hba.confの設定を行います。
adempiereのRoleを作成する
$ sudo su - postgres
$ psql -U postgres -c "CREATE ROLE adempiere SUPERUSER LOGIN PASSWORD 'adempiere'"
$ logout
iDempiere用のデータベースの作成
$ createdb --template=template0 -E UNICODE -O adempiere -U adempiere idempiere
$ psql -d idempiere -U adempiere -c "ALTER ROLE adempiere SET search_path TO adempiere, pg_catalog"
ここでは、"/usr/local/etc"デイレクトリにPostgreSQLのダンプファイルを転送する前提で説明します。まずは"/usr/local/etc"ディレクトリへの書き込み権限を設定して下さい。
$ sudo chmod a+rwx etc
"/usr/local/etc"デイレクトリにPostgreSQLのダンプファイルを転送したら、次のコマンドでリストアします。
$ psql -d idempiere -U adempiere -f ExpDat.dmp
圧縮されているインストールパッケージを解凍する
$ sudo apt-get install wget unzip
$ sudo unzip idempiereServer.gtk.linux.x86_64.zip
iDempiereのセットアップ
$ sudo sh console-setup.sh
iDempiereの起動
$ sudo sh idempiere-server.sh &