GCE(Google Compute Engine)で独自ドメインを設定する
ここでは、オープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)をGCE(Google Compute Engine)に構築し独自ドメインで運用するためにGoogle Cloud DNSの設定を調査及び研究し、その成果をまとめています。
まずは、独自ドメインを取得します。取得するレジストラーは、どこでも良いと思いますが、私は"お名前.com"を使用していますので、"お名前.com"を例として説明します。
下記を参考に、GCEにiDempiereサーバーのインスタンスを作成し、外部IPアドレスを割り当てて下さい。
iDempiereのインスタンスの構築
- iDempiere(アイデンピエレ)のインストール Google Cloud Platform
- Google Compute EngineのCentOS7の環境にiDempiere3.1をインストールする
外部IPアドレスを取得しiDempiereのインスタンスに割り当てる
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sfe3be30db12270da/image/i88ca65826dec1d09/version/1453864622/image.png)
外部IDの取得は、Google Cloud Platformの"ネットワーキング"のメニューで行います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sfe3be30db12270da/image/i9e36cc66ba6fe3ec/version/1453864671/image.png)
ネットワーキングのメニューの"外部IPアドレス"を選択します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sfe3be30db12270da/image/ia23fec27661b6ed5/version/1453863437/image.png)
Cloud DNSはGCEで、独自ドメインを設定するためのサービスです。詳しくは下記を参照して下さい。
ゾーンを作成する
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=670x10000:format=png/path/sfe3be30db12270da/image/ie518882557eeacb8/version/1453861490/image.png)
ゾーンを作成するとDNSサーバーの情報が表示されますので、これをドメインを取得したレジストラーに登録します。
レジストラーにネームサーバーの情報を登録する(お名前.comの場合)
【補足説明】ネームサーバーの設定が反映されるまでの時間
ネームサーバーの設定を変更した場合、その設定が反映され、ドメイン名でアクセスできるようになるまで、早ければ30分程度から、遅ければ1日前後必要なようです。またその間は、ドメイン名でアクセスできたり、出来なかったりという状況がありえます。
作成したゾーンにIPアドレスを割り当てる
リソースレコードのタイプに"A"を選択し、IPv4アドレス欄に、先に取得した外部IPアドレスを設定します。
【補足説明】リソースレコードセットの反映時間
リソースレコードセットの設定の変更を行った場合など、それが実際に反映されるまでは少し時間が必要なようです。設定変更のタイミングにもよると思いますが、体感的には10~20分程度は様子見が必要な感じがします。