GCE(Google Compute Engine)で独自ドメインを設定する

 ここでは、オープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)をGCE(Google Compute Engine)に構築し独自ドメインで運用するためにGoogle Cloud DNSの設定を調査及び研究し、その成果をまとめています。

独自ドメインの取得

 まずは、独自ドメインを取得します。取得するレジストラーは、どこでも良いと思いますが、私は"お名前.com"を使用していますので、"お名前.com"を例として説明します。

GCEでiDempiereのインスタンスを構築しIPを割り当てる

 下記を参考に、GCEにiDempiereサーバーのインスタンスを作成し、外部IPアドレスを割り当てて下さい。

iDempiereのインスタンスの構築

外部IPアドレスを取得しiDempiereのインスタンスに割り当てる

  外部IDの取得は、Google Cloud Platformの"ネットワーキング"のメニューで行います。

 ネットワーキングのメニューの"外部IPアドレス"を選択します。

Cloud DNSの設定

  Cloud DNSはGCEで、独自ドメインを設定するためのサービスです。詳しくは下記を参照して下さい。

Google Cloud Platformダッシュボード
Google Cloud Platformダッシュボード
Google Cloud Platform
Google Cloud Platform

ゾーンを作成する

Hosted Zoneの作成
ゾーンの作成

 ゾーンを作成するとDNSサーバーの情報が表示されますので、これをドメインを取得したレジストラーに登録します。

 

レジストラーにネームサーバーの情報を登録する(お名前.comの場合)

レジストラーでネームサーバーの設定を変更する
レジストラーでネームサーバーの設定を変更する
ネームサーバーの設定
ネームサーバーの設定

【補足説明】ネームサーバーの設定が反映されるまでの時間

 ネームサーバーの設定を変更した場合、その設定が反映され、ドメイン名でアクセスできるようになるまで、早ければ30分程度から、遅ければ1日前後必要なようです。またその間は、ドメイン名でアクセスできたり、出来なかったりという状況がありえます。

作成したゾーンにIPアドレスを割り当てる

作成したゾーンを選択し、レコードセットを追加を押します。
作成したゾーンを選択し、レコードセットを追加を押します。

 リソースレコードのタイプに"A"を選択し、IPv4アドレス欄に、先に取得した外部IPアドレスを設定します。

 

【補足説明】リソースレコードセットの反映時間

 リソースレコードセットの設定の変更を行った場合など、それが実際に反映されるまでは少し時間が必要なようです。設定変更のタイミングにもよると思いますが、体感的には10~20分程度は様子見が必要な感じがします。

参考サイト

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