iDempiere(アイデンピエレ)の品目価格管理
この品目価格管理では、主にプライスリスト(Price List)について調査及び研究し、その成果をまとめています。プライスリストをどのように運用するのかは、iDempiereの使いやすさを左右します。プライスリストの役割や機能を理解して、iDempiereをより良く運用して下さい。
ページ目次
プライスリスト(Price List)とは トレーニングコンテンツ(AB01:基本業務プロセス)
iDempiereでは、品目の価格を「プライスリスト(Price List)」で管理します。プライスリストには、販売価格の管理用のプライスリスト(以下、販売用プライスリスト)と、仕入価格の管理用のプライスリスト(以下、購買用プライスリスト)の2種類があります。販売用のプライスリストは受注伝票と売上請求伝票で使用し、購買用のプライスリストは、発注伝票と仕入請求伝票で使用します。
プライスリストは、目的や用途に応じていくつでも作成する事ができます。そして、あるプライスリストをもとに、別のプライスリストを自動作成する事ができます。あるプライスリストをもとに別のプライスリストを作成する時の基準を設定するマスタがプライスリストスキーマです。例えば、定価のプライスリストがあったとして、キャンペーン用に一律20%OFFしたプライスリストを作成したい場合は、プライスリストスキーマに20%OFFの設定をする事で、定価のプライスリストをもとに、キャンペーン用の一律20%OFFのプライスリストを作成する事ができます。
プライスリストの役割
◆取引通貨の決定
◆税抜(外税)価格か税込(内税)価格かの決定
◆品目価格のバージョン管理
◆割引限度額の制御
◆販売もしくは購買する品目の制御
品目価格管理(Price List Management)
プライスリストセットアップフロー(Price List Setup)
プライスリスト(Price List)
プライスリストスキーマ(Price List Schema)
割引スキーマ(Discount Schema)
※このメニューはiDempiereに設定されているベースメニューをわかりやすいように再構成しています。