iDempiere(アイデンピエレ)のインポートとエクスポート
ここでは、オープンソースのERP iDempiereに標準機能としてあるデータのインポートとエクスポート機能について調査及び研究し、その成果をまとています。
iDempiereの標準機能では、データのインポート機能は2つの処理方法に大別されます。
- フロントエンドのインポート処理
- バックエンドのインポート処理
ここで、フロンドエンドと言っているのは、JavaScriptで処理しているという意味ではありません。ユーザーがデータを入力するのに使用する「ウィンドウ」から、データをインポートする事ができるという意味で使用しています。 ユーザーがデータを入力するウィドウ上で、データもインポートする事ができ、そしてインポートしたデータはすぐに表示され、編集する事もできるので、 あたかもユーザーの目の前でデータインポート処理が行われているように感じるので、フロントエンドのデータインポートと言っています。
フロントエンドのインポート処理
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フロントエンドのインポートには、下記の2種類あります。
- インポートファイルローダー
- CSVインポートファイルローダー
フロントエンドのインポート処理は、ウィンドウのツールバーのアイコンをクリックする事により、インポートファイルローダーを呼び出しデータをインポートする事ができます。データのインポートをウィンドウから行う事ができるので、"フロントエンドのインポート処理"と呼んでいます。
◆インポートファイルローダーのソースコードを読む
インポートファイルローダーは、手軽にウィンドウからデータをアップロードできるので使いやすい反面、エラーが発生すると、そのエラー原因を調査するためにデバッグするのが少々手間です。その手間を軽減させるために、ソースコードをデバッグする際の参考となる情報をまとめておきます。
バックエンドのインポート処理
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"バックエンドのインポート処理"は、データインポート専用のメニューが用意されており、ファイルローダーを使用して、インポート専用テーブル(中間テーブル)にデータを格納し、その後プロセスを呼び出して、インポートしたいテーブルにデータをインポートします。
Compiereの頃よりあるインポート処理です。データのインポートを、データ入力画面(ウィンドウやフォーム)とは別のメニューで行うため"バックエンドのインポート処理"と呼んでいます。
◆バックエンドのインポート処理メニュー
▼システム管理(System Admin)
▼データ(Data)
▼データインポート(Data Import)
- インポートフォーマット作成(Import Loader Format)
- データインポート処理(Import File Loader)
- 取引先マスタインポートテーブル(Import Business Partner)
- 品目マスタインポートテーブル(Import Product)
- プライスリストインポートテーブル(Import Price List)
- 勘定科目インポートテーブル(Import Account)
- レポート行インポートテーブル(Import Report Line Set)
- 棚卸データインポートテーブル(Import Inventory)
- 在庫移動データインポートテーブル(Import Inventory Move)
- 受発注データインポートテーブル(Import Order)
- 請求データインポートテーブル(Import Invoice)
- 入出荷確認データインポートテーブル(Import Confirmations)
- 通貨レートインポートテーブル(Import Currencry Rate)
- GL仕訳データインポートテーブル(Import GL Journal)
- 入金支払データインポートテーブル(Import Payment)
- 固定資産データインポートテーブル(Imported Fixed Asset)
- 出納帳データインポートテーブル(Import Bank Statement)
作成中…
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