オープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)の標準データ入力画面のウィンドウでは、一覧表示の際に、ページング処理するレコード件数をシステムコンフィグ設定で設定する事ができます。
iDempiereのデフォルト値では、25レコードでページングするようになっていますが、JPiereでは20レコードでページングするように設定しています。
システムコンフィグ設定の"ZK_PAGING_SIZE"の値を変更する事で、簡単にページング処理するレコード件数を変更する事ができますが、この設定値には注意すべき点があります。
ウィンドウのページングサイズ設定の注意点
親タブのページングするレコード件数と子タブのページングするレコード件数を同じ値にしないこと!!
子タブでは、10レコード毎にページングするようになっていますので、親タブのページングサイズを10に設定してはいけません。
この注意事項を無視して親タブと子タブのページングサイズを10に設定すると、子タブのレコードが表示されない場合があります。
これは必ず上記のように表示されるわけではありません。むしろ、通常はちゃんと表示されていて、ある条件がそろった時にだけ上記のように表示されます。そして上記のような表示になっても、リフレッシュアイコンをクリックすれば正しく表示されます。
上記のように表示されてしまう条件が下記のGridViewクラスのupdatePaging()の処理で、updateModel()が実行されない場合です。
GridViewクラスのupdatePaging()の処理で、updateModel()を意図した通りに実行させるには、親タブと子タブのページングサイズの設定値が異なっている必要があります。
JPIERE-0014:フォームウィンドウも同様ですので、注意して下さい。