【iDempiere Lab】iDempiere6.2のZKを8.6.1へバージョンアップ

iDempiere6.2のWeb UIの開発フレームワークであるZKのバージョンは8.6.0.1です。これを8.6.1へバージョンアップする方法について調査および研究し、その成果をまとめています。

ZK8.6.1のOSGiバージョンのダウンロード

ZK8.6.1のOSGiバージョンをダウンロードします。現在ではオープンソース版となる”CE”が公開されていないので、”PE”の無料評価版をダウンロードします。

ダウンロードしたら解凍しておいて下さい。

iDempiereの初期セットアップ(インストール)

通常通り、iDempiereの初期セットアップ(インストール)を実行します。

インストール後に、iDempiereを起動すると、Felixコンソールで、ZK8.6.0.1である事が確認できます。

ZK8.6.0.1の削除(アンインストール)とZK8.6.1のインストール

Felixコンソールを使用して、ZK8.6.0.1をアンインストールし、その後ZK8.6.1をインストールします。

 

ZK8.6.0.1の削除(アンインストール)

ZK8.6.1のインストール

ダウンロードしたZK8.6.1をインストールします。

リフレッシュする

Refresh Packagesボタンを押して、リフレッシュしておきましょう!!

これで、ZK8.6.1にバージョンアップできているはずです。iDempiereにログインして確認してみましょう!!

サーバー再起動時の対応

ここまでの説明で、ZK8.6.1にバージョンアップできているのですが、サーバーを再起動すると、なぜかZK8.6.0.1に戻ってしまいます。そのため、サーバーを再起動しても、戻らないように設定します。

サーバー直下のpluginsフォルダから、ZK8.6.0.1のjarを削除します。

サーバー直下のpluginsフォルダに、ZK8.6.1のjarを配置します。

サーバー直下のartifacts.xmlの記載されているZKのバージョンを書き換えます。

以上で、サーバーを再起動しても、ZKのバージョンは8.6.1になっているはずです。