オープンソースのERP iDempiereの一覧レポートでは、表示しているデータを集計し途中に合計行を表示する事ができます。その合計行の印として"Σ(シグマ)"が表示される事がありますが、ここではそのΣの表示を制御する方法を調査及び研究し、その成果をまとめています。
Σ(シグマ)の表示制御
合計行に"Σ(シグマ)"を表示するかどうかは、"印刷書式(Print Format)"に設定する"印刷テーブル書式(Print Table Format)"の"集計関数記号(Print Function Symbols)"の設定により制御されています。
印刷書式
印刷テーブル書式
"集計関数記号(Print Function Symbols)"フラグをONにすると一覧レポートの合計行に"Σ(シグマ)"が表示されます。Σを表示したくない場合は、OFFにして下さい。
"集計関数記号(Print Function Symbols)"フラグをOFFにするとアプリケーション辞書の"メッセージ"の"Sum"が表示されます。
試しにアプリケーション辞書の"メッセージ"の"Sum"の翻訳を変更してみます。
キャッシュリセットを実行し、一覧レポートを表示すると合計行の表示が変更になっているのが確認できました。