未入出荷・未請求受発注伝票明細レポート(Open Orders)は、販売管理と購買管理の両方で活用する事ができる一覧レポートです。伝票ステータスがボイド(VO:Voided)とクローズ(CL:Coloed)以外で、請求まで完了していない受注伝票もしくは発注伝票を表示します。
販売管理の場合は、未出荷もしくは得意先へ未請求の受注伝票を表示します。購買管理の場合は、未入荷もしくは仕入先から未請求の発注伝票を表示します。
レポートの表示条件
初期状態では、レポートの表示条件は"取引先"、"品目"、"販売(ON)/購買(OFF)"の3つです(もちろん簡単に追加する事ができます)。
販売(ON)/購買(OFF)をONにすると受注伝票が表示対象になります。OFFにすると発注伝票が表示対象になります。
【カスタマイズポイント】4つのレポートに分解する
未入出荷・未請求受発注伝票明細レポートは次の業務処理状態を確認するとチェックリストとして使用する事ができます。
- まだ出荷処理していない(未出荷の)受注伝票明細を確認する。
- まだ得意先へ請求処理していない(未請求の)受注伝票明細を確認する。
- まだ入荷処理していない(未入荷の)発注伝票明細を確認する。
- まだ仕入先から請求されていない(未請求の)発注伝票明細を確認する。
1つのレポートを4つのチェックリストとして活用できる事は便利なようですが、実業務を考えると、4つのチェックリストをそれぞれ独立したレポートとした方がわかりやすく、業務担当者にとって使いやすいのではないかと思います。
そこで、オープンソースのERP iDempiereの日本商慣習対応ディストリビューションであるJPiere(ジェイピエール)では、未入出荷・未請求受発注伝票明細レポートに加えて、次の4つのレポートも追加しています。