オープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)にあらかじめ用意されている画面(ウィンドウ)はサンプル的なものであり、導入の際には入力項目の配置替えや表示/非表示などパラメータ設定だけで簡単に行えるカスタマイズを施して使いやすい状態にする事が前提なので、初期設定のままだと使いやすい状態とは言えない画面もあります。
そこで、JPiereでは、JPiereコンフィギュレーションズのカスタマイズのひとつとして、入荷伝票ウィンドウを入力しやすい状態にして提供しています。
入荷伝票(簡易入力)ウィンドウ
入荷伝票タブ
入荷伝票明細タブ
【カスタマイズポイント】導入時にカスタマイズのベース画面として活用する
iDempiereで予め用意されている発注画面には、非常に多くの入力項目が用意されており、会社によっては不要な入力項目もあると思います。不要な項目が多い場合、この入荷伝票(簡易入力)画面をベースとして工数少なくカスタマイズする事ができます。
iDempiereの標準画面(ウィンドウ)は、簡単に入力項目を追加したり、並べ替えたり、非表示にしたりする事ができますが、簡単にパラメーター設定だけでカスタマイズできるといっても入荷伝票は項目数が多いので、それなりに時間がかかってしまいます。そのため、あらかじめベースとなる画面のレイアウトを作成しておき、導入時のカスタマズ工数を減らす事が、このカスタマイズの目的のひとつです。
そして、このように予めレイアウトが整っている画面を用意しておくことにより、システムインテグレーション(SI)時には、要件定義などのミーティングの際に、導入企業の担当者の前で実際に画面をカスタマイズしてその場で画面レイアウトを確定する事ができるようになります。実際の画面イメージをプロジェクトの早い段階で共有する事ができるのでスムーズなプロジェクト運営にも貢献します。