iDempiere(アイデンピエレ)は、プロタクト名でもありプロジェクト名でもあります。どちらかというとプロジェクト名としての意味合いが強く、iDempiereプロジェクトの成果物名がオープンソースのERP iDempiereであると言えます。
そしてiDempiereプロジェクトでは、iDempiereを使用して独自のソリューションやサービスを提供する場合にはiDempiereという名称ではなく独自の名前で提供する事が推奨されています。
その理由としては、iDempiereがコミュニティーベースで開発されているオープンソースのERPという性質上、これを使用してソリューションやサービス提供している人がシステムに対する責任を負うべきという考え方が根底にあるのかなと個人的に思っています。
その一例としてiDempiereプロジェクトのトップスポンサーであるTrek Global社では、名称を"Trek Gloud ERP"としてデザインをカスタマイズし、サービス提供しています。
下記のイメージは、Trek Glocal社のサイトのトップページで、その画像のタブレット端末に表示されている画面は、iDempiereのデザインをカスタマイズした画面です。
前置きが長くなりましたが、オープンソースのERP iDempiereの日本ローカライザーション版であるJPiere(ジェイピーエール)のロゴマークが正式に決定したので、iDempiereのロゴと差し替えてみました。
導入企業によっては、iDempiereをもとにカスタマイズして独自の名前のシステムにしたいという要望はよくある事だと思います。そこでiDempiereでは、デザインは簡単に切り替える事ができるようになっています。
iDempiereでは、Defaultのデザインはそのままに、独自のデザイン定義(独自のアイコン画像やCSSなど)を別途保持する事ができるようになっており、パラメータ設定ひとつで、簡単にデザインが切り替えられるようになっています。
今回は、ロゴの修正だけですが、これからは他のデザイン的な要素もより分かりやすくJPiere独自なものにして行ければと思っています。
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