【iDempiere標準業務機能】グリッド表示の個別カスタマイズ

 オープンソースのERP iDempiereアイデンピエレ)のWeb-UIでは、標準画面(ウィンドウ)のグリッド表示をユーザー毎にカスタマイズする事ができます。具体的には、グリッド表示する項目や項目の順番、項目の横幅をユーザー毎にユーザー自身で定義する事ができます。

 

グリッド表示の個別カスタマイズ

カスタマイズアイコン

Web-UIの標準画面(ウィンドウ)のツールバーに表示されている「カスタマイズ」アイコンは、単票表示の時はグレーアウトされていますが、グリッド表示にすると押せる状態になり、ユーザー自身でグリッド表示を個別にカスタマイズする事ができます。

グリッド表示の個別カスタマイズポップアップウィンドウ
グリッド表示の個別カスタマイズポップアップウィンドウ

グリッド表示項目の選択

 グリッド表示する項目はカスタマイズのポップアップウィンドウの中央にある矢印→←アイコンを使用して、選択利用可能の欄にある項目を選択済みの欄に移動すると表示されるようになり、選択済みの欄にある項目を選択利用可能の欄に移動すると非表示になります。

グリッド表示項目の順番の制御

 グリッド表示する項目の順番は、選択済み欄の右側にある矢印↑↓アイコンを使用して項目の並び順を変更する事により制御する事ができます。上にある項目がグリッド表示上左側になります。

グリッド表示の項目の横幅の制御

 グリッド表示する項目の横幅は、グリッド表示されている項目の境界線をドラッグして調整し、カスタマイズポップアップウィンドウを表示し、「Save Column width」フラグをONにして、OKボタンを押すことで保存しておく事ができます。

標準画面(ウィンドウ)を開いた時の単票表示orグリッド表示の制御

 カスタマイズポップアップウィンドウの「Open in Grid Modeフィールド」の設定で標準画面(ウィンドウ)を開く時に、はじめに単票表示させるかグリッド表示させるか制御する事ができます。"はい"にするとグリッド表示され、”いいえ”にすると単票表示されます。

【技術情報】グリッド表示の個別カスタマイズの情報を保存しているテーブル

グリッド表示の個別カスタマイズの情報はAD_Tab_Customizationテーブルに保存されています。

参考サイト

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