【iDempiere標準業務機能】入力フィールドの操作

　iDempiere(アイデンピエレ)では、画面に表示されている入力項目の事をフィールド(field)といいます。

ページ目次

• フィールドの属性
• 入力方法によるフィールドの区分
• 入力した情報の取消方法(未入力の状態に戻す方法)
• フィールドに入力されている情報へズームする
• フィールドの右クリック
• 関連するコンテンツ

フィールドの属性

 １つのフィールドはいくつかの属性をもっています。属性の中には他のフィールドに入力された情報によりその属性を変化させる事ができるものもあります。

　必須入力の属性をもつフィールドは、必ず入力しないとデータが保存できません。

　任意入力の属性をもつフィールドは、情報を入力してもしなくてもデータを保存する事ができます。

　変更不可の属性をもつフィールドは、一度データ入力し保存するとその後は変更できなくなります。クライアント(Client)フィールドや組織(Organization)フィールドなどが該当します。

　読取専用の属性をもつフィールドは、画面上表示されていますがグレーアウトされており編集する事ができません。

　非表示の属性をもつフィールドは、画面上表示されません。

　伝票などのトランザクションデータは”伝票ステータス”を「完成」にすると更新できなくなりますが、常時変更可能の属性をもつフィールドは、いつでも更新する事ができます。

入力方法によるフィールドの区分

　キーボードよりテキスト入力ができるフィールドです。

　リスト形式で選択入力できるフィールドです。

　フィールドの右端にあるアイコンをクリックすると情報検索用のポップウィンドウが表示され、入力する情報を検索入力する事ができるフィールドです。

　チェックボックスのON／OFFにより情報を入力するフィールドです。

入力した情報の取り消し方法（未入力の状態に戻す方法）

　入力した情報を変更（更新）する方法は、普通に入力する方法と変わりませんので、ここでは入力した情報を取り消し、未入力の状態に戻す方法を説明します。特に、検索入力フィールドは少し癖がありますので、注意して下さい。

　テキスト入力フィールドに入力した情報を取り消しする場合は、テキスト入力フィールドを"Deleteキー"もしくは"Back Spaceキー"を押して空欄にする事により未入力の状態に戻ります。

　リスト選択入力フィールドの情報を取り消しする場合は"Deleteキー"もしくは"Back Spaceキー"を押して空欄にする事により、未入力の状態に戻す事ができます。 

　検索入力フィールドより入力した情報を取り消しする場合は、検索入力フィールドを"Deleteキー"もしくは"Back Spaceキー"を押して空欄にすると、検索ポップアップウィンドウが入力を促すように表示されるのでポップアップウィンドウ右下にある×ボタンを押してポップアップウィンドウを閉じます。そうすると入力フィールドを未入力の状態に戻す事ができます。

　※Swing-UIの場合は、入力した情報を空欄にしなくても、ポップアップウィンドウを表示し右下にある×ボタンを押して閉じるだけで、未入力の状態に戻す事ができます。

　チェックボックスフィールドはONかOFFかの２択であり、クリックする事で状態が遷移するので、元の状態に戻るようにクリックして調整します。

フィールドに入力されている情報へズームする

　Web-UIのフィールドの中には、フィールド名に下線が引かれておりクリックできるものがあります。クリックするとフィールドに入力されている情報に“ズーム（Zoom）”し、別タブでその情報を表示する事ができます。

フィールドの右クリック

　「ズーム」のサイドメニューは、マスタやトランザクションデータのフィールドで表示されます。「ズーム」を選択すると、フィールドで選択されているデータの画面（ウィンドウ）に遷移します。

　リスト形式のフィールドなどで、新たに選択リストを追加した場合などに、「リフレッシュ」をする事で最新の状態が表示されるようになります。

「初期値設定」では、フィールドに初期値を設定する事ができます。設定する初期値は、クライアント、組織、ユーザー、ウィンドウをキーとして組み合わせて設定できるようになっています。

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