Compiere DistributionにはZoom(ズーム)と呼ばれる機能があり、システム的にいうと、リレーションが張られているテーブル間の情報をドリルダウン的に画面上で確認していくことができます。
私の知る限りではCompiere(コンピエール)やADempiere(アデンピエレ)ではズーム先の画面は、1つのテーブルにつき販売管理系と購買管理系で区分する事ができましたが、例えば販売管理で1つのテーブルから複数画面を作成している場合など、条件に応じてズーム先の画面を切り替えるような事ができませんでした。
しかしながら、iDempiere(アイデンピエレ)の新機能として条件に応じてズーム先の画面を切り替える事ができる機能が開発されました。
パラメーターの設定の仕方
サンプル的に、M_InOutテーブル(入出荷テーブル)に設定がされているので参考にしたいと思います。
販売管理系と購買管理系でズーム先の画面の設定がされています。ここまではCompiereでもADempiereでも同じです。
iDempiereでは、Zoom Conditionタブが追加され、ズーム先のデータによって、ズーム先の画面を切り替える事ができるようになっています。
M_InOutのサンプル設定では移動タイプによって、ズーム先の画面を切り替えられるようになっています。
Compiere Distributionでは、1つのテーブルから複数の画面を作成する事はよく行う事なので、この機能は重宝しますね!!