JPiere3.1のバージョン情報(リリースノート)
オープンソースのERP iDempiereの日本商習慣対応ディストリビューション(頒布形態)であり、プラグイン群であるJPiere(ジェイピエール)のバージョン3.1を2016年1月7日リリース致しました。
JPiere3.1には、JPIERE-0001からJPIERE-0147までが含まれています。ただし、次の管理番号は除く
- 【JPIERE-0108】まとめ請求書フォーマット1(定型レポート)
- 【JPIERE-0051】伝票内で伝票明細の明細番号を一意にする
- 【JPIERE-0147】発注伝票(シンプルインプットウィンドウ)
- 【JPIERE-0146】受注伝票(シンプルインプットウィンドウ)
- 【JPIERE-0145】受注伝票から出荷納品伝票明細作成ポップアップ
- 【JPIERE-0144】出荷納品伝票で受注伝票を選択した時のコールアウトの改善
- 【JPIERE-0143】出荷先住所と出荷先担当者の自動入力(コールアウト)
- 【JPIERE-0142】受注伝票と発注伝票の伝票ステータス更新処理の制御
- 【JPIERE-0141】税金情報マスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0140】支払条件の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0139】フォームウィンドウへのズーム
- 【JPIERE-0138】取引先マスタの検索ウィンドウ(簡易版)
- 【JPIERE-0137】品目マスタの検索ウィンドウ(簡易版)
- 【JPIERE-0136】棚卸伝票の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0135】通貨の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0134】出納帳(全項目)画面
- 【JPIERE-0133】支払伝票(全項目)画面
- 【JPIERE-0132】入金伝票(全項目)画面
- 【JPIERE-0131】プロジェクトタスクの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0130】プロジェクトフェーズ(Tab no=1)の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0129】キャンペーンマスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0128】アクティビティマスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0127】プロジェクトマスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0126】品目に結びつく数量単位をリストするダイナミックバリデーション
- 【JPIERE-0125】プライスリストバージョンの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0124】ウィンドウの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0123】料金タイプの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0122】職責の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0121】テーブルの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0120】右サイドのヘルプ表示なしデフォルトデスクトップ
- 【JPIERE-0119】受注伝票明細の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0118】取引先住所の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0117】ユーザーマスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0116】通貨レートタイプの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0115】社内担当者(Sales Rep)の検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0114】組織マスタの検索ウィンドウ
- 【JPIERE-0113】フォームウィンドウの改善:ページング設定と固定カラム
- 【JPIERE-0112】棚卸伝票(シンプルインプットウィンドウ)
- 【JPIERE-0111】シンプル インプット ウィンドウ(簡単入力画面)
- 【JPIERE-0110】お知らせガジェット
- 【JPIERE-0109】WYSIWYG Editor
- 【JPIERE-0107】まとめ請求書作成プロセス
JPCSのJPiereを早く&軽くするためのパラメータ設定
iDempiereのパラメータ設定には、画面の表示速度が向上したり、サーバー側の処理を軽減する事ができる設定があります。JPiere3.1では、それらのパラメータ設定を見直し、より早く&軽く快適にJPiereを操作できるようにしました。
◆未確認及び未処理ステータス(Activities)の更新を1分から100分に変更した
未確認及び未処理ステータス(Activities)ガジェットの更新がiDempiereの初期値では1分毎になっており、アクセス人数が多くなると、パフォーマンスに悪影響が出てくるため、100分に変更しました。
◆JPiereで追加したウィンドウについては、一覧表示するフィールドを見直し、一覧表示では不要だと思われるフィールドは初期設定上は表示しないように見直しを行った
参考:ウィンドウの一覧表示に表示するフィールドは必要最小限にする
◆主要テーブルのカラムのリファレンスの設定を、操作性に影響が無いが向上する事を前提に、"Table"や"Table Direct"になっている箇所を"Search"に変更した
参考:リファレンスの設定はTableやTableDirectよりSearchを使用する
JPMSのiDempiere3.1対応
◆JPMSのコードをiDempiere3.1に合わせて最新化した
【JPIERE-0014】フォームウィンドウのiDempiere3.1対応
◆検索フィールドを必須にする際のユニーク制約のチェックロジックを削除
検索フィールドを必須に設定する際に、ユニーク制約が設定されているかどうかチェックしていましたが、そのチェックロジックを削除しました。
◆Searchフィールドで空欄の場合のEnterキーの動作制御
Searchフィールドが空欄でEnterキーを押した際、次の行にカーソルを移動させずにポップアップウィンドウを表示させ、データ入力を促すように修正しました。
◆アクセス権限設定
◆プロセス実行後のログのポップアップ表示
◆検索フィールドのダイナミックバリデーション
◆編集フィールドの読取専用設定
◆検索機能の強化1(SQL Join句とSQL WHERE句の追加)
JP_MatrixWindowテーブルにSQL Join句(JP_JoinClause)とSQL WHERE句(WhreClause)を追加し、あらかじめ表示できるデータを絞り込めるようにしました。
◆検索機能の強化2(結合したテーブルのカラムを検索フィールドに追加できる)
JP_MatrixSearchテーブルにAD_Tab_IDを必須カラムとして追加し、SQL JOIN句で結合したテーブルのカラムも検索条件に追加する事ができるようにしました。これに伴いJP_MatrixSearchのAD_Tab_IDカラムのデフォルトロジックには”@0|AD_Tab_ID@”を設定しました。そして、AD_Field_IDにはダイナミックバリデーション"JP_MatrixWindow_SearchField in Tab(ロジック:AD_Field.AD_Tab_ID=@2|AD_Tab_ID@)"を作成し割り当てました。
◆コールアウトの実装
◆ダイナミックバリデーションの実装
◆保存後のリフレッシュ実施
◆検索ウィンドウの右クリックによるポップップメニュー対応
出納帳の登録の際に、税金計算が必要ない場合(料金タイプ処理金額(ChargeAmt)が0の場合)は税金情報をブランクにするように修正しました。
◆編集領域で、リストボックスをクリックすると一瞬だけ表示される不具合を修正
支払伝票と出納帳の金額のチェックロジックに不具合があったのを修正しました。